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外断熱とは
夏の暑さ、冬の寒さなど、熱の影響を和らげ、建物を保護する「断熱材」。この「断熱材」を、躯体の室内側に設置する場合を「内側断熱」、外気側の場合を「外側断熱」と称し、躯体がコンクリート造・組績造に限って「内断熱」「外断熱」と呼ばれています。
日本では、建物の内側から断熱する方法、いわゆる「内断熱」が主流です。この方法では、鉄筋コンクリート造の建物の寿命は30年くらいと言われるのに対して、欧米の場合は日本の2〜3倍の耐久性があると言われています。耐久性の差がこれだけ表れてしまう最大の理由は、欧米の断熱が建物の外側から断熱する方法、「外断熱」を施しているからです。先進国で内断熱が主流なのは、実は日本だけです。多大な投資をして建てた建物を一年でも長く使いたいと思いませんか?断熱方法ひとつで資産の寿命が大きく左右されしまうんです。また建物の長寿命化は、解体による建設廃棄物の発生を減少出来ることから、環境負荷を軽減することにも繋がります。
外断熱の特長
●構造体の外側をすきまなく断熱材でつつむので、ヒートブリッジ*1による熱損傷がありません。
●部位ごとの断熱性能にバラつきが少なく、部屋ごとの温度差が小さい室内環境を実現。
●外断熱工法はK値*20.43w/m2k(次世代省エネ基準はK値0.53w/m2k)
*1 ヒートブリッジは「熱橋」ともいわれ、柱や梁などが熱を伝えてしまうことを意味します。特に鉄骨の住宅では、鉄の伝導率が高いため、外気⇔室内の熱を伝えやすく結露を引き起こします。
*2 外壁や天井、床等の各部位からどれだけ熱が逃げるかを表す値で、小さいほど断熱性が高いことを示します。